生活

セッション21

富山を旅したことがある。 水が美味しくて、だから炊いたお米も地ビールも美味しくて、お魚も美味しくて、とても幸せな旅だった。 旅をするならよい場所でも、住んでみると息苦しい。それは地方にありがちなこと。 パブリックの次に「ローカルで生きる」が関…

セッション10

2019年のセッションは、課題本なしのスタート。 正確にいうと、課題図書は決まっていたのだけれど、互いに年明け早々いろいろと立て込んでしまい、読む時間が取れなかったので翌月に持ち越したのである。 それで、課題本以外で気になったトピックを披露しあ…

18→19

2018年はここ数年の中でも、特にたくさん音楽を聴いて、色々な本を読んだ。 環境の変化で「人に会う」ことが減ったというのもある。 それでも、それほど寂しい気持ちにならなかった。 どの作品も日々を送ることを支えてくれたが、なかでも印象的だったものを…

通りすぎる街

7月はじめ。いまの居場所での1年が過ぎた。 実際の距離を大きく移動したのはさらに何か月か前だったのだが、ぴたっと定位置につけたのは7月だったから。本当にあっという間だった気がする。 ふと「こつん」と当たった小石に動かされたくらいのつもりでい…

すすめられるままに読む

とある場所での自己表現を止めた。 発信を止めてみたら、久しぶりの友人知人から別経由でメッセージやら電話が続いた。某所での発信も見ていたはずの人たちなのだが、「何?どうした?」でもなく、「どうしてるかと思って」と、やりとりしてくれるのがよい。…

自分なくしの旅

訃報が続いている。 遠い世界の人にも、身近な人にも、である。 自分にとっては知らない人でも、毎日会っている人にとって特別な人だったとしたら、その余波は自分にもある。 同僚たちが何度も喪服に身を包んでいるのを見て、かなしみの連鎖を感じる。 この…

あの山越えて

山は、すそのがよい。 そう思ったのは大きな山が見える今の土地に来てからだと思う。 とはいえ、大きな山は毎日見えるわけではない。 天候によってまったく見えない日もあるし、部分的にしか見えなかったり、シルエットが薄ぼんやりと浮かび上がっているだけ…