ロックの日
6月9日、ロックの日だった。
ロックの定義や範囲は調べるときりがなさそうだし、「しらべ」というタイトルのブログではあるけれどこの場は置いておく。
せっかく休日だったこともあり、自分の中で「ロックだな」と思う曲をひたすら聴いた。
1.ゆらゆら帝国で考え中
元同僚がファンで、教えてもらったスリーピースバンドである。
数回ライブにも同行させてもらった。思えばこの頃は音楽に詳しい同世代が同じ部署に自分も含めて5人いて(ひとりはプロを目指してもいた)、飲み会でも音楽談義だけで何時間も話ができるような、いい時代だった。若かった・・・。
元同僚はヴォーカルの坂本慎太郎氏のファンだったけど、自分は連れて行ってもらったライブでベースの亀川千代氏に釘付けになってしまった。
なんてかっこいい・・・。ベースを持つ角度、出てくる音、風貌、何もかも一度見たら聴いたら忘れることができない。ドラムスの柴田一郎氏もかっこよかった。
日本語にこだわった歌詞というのもよかった。
2.ドレッドライダー
ドラムスの沼澤尚氏を大リスペクトしていて、その流れで知ったバンド。
自分がライブに行っていたころはすでに熟練期に突入していたので、定番曲はアレンジで演奏することが増えていた。
アルバムで聴くとまっすぐで素直に歌っていて、明るい声だと感じる。
3.ストレンジ カメレオン
- アーティスト: the pillows,山中さわお,鹿島達也,鈴木淳,吉田仁
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2001/02/07
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the pillowsを知ったきっかけは実は他のアーティストのカバーだった。
- アーティスト: オムニバス,Mr.Children,YUTA.TOSHI.CHIHO and JIRO’S SESSION,ストレイテナー,ELLEGARDEN,The ピーズ with クハラカズユキ,noodles,YO-KING,佐藤竹善,GOING UNDER GROUND,SALON MUSIC
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2004/09/16
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この中に好きなアーティストが参加していて、このトリビュートで演奏されている曲を知った。このトリビュートアルバムは、どの曲もどのアーティストもすごく良いと思っていて、今でもドライブの時に定期的に流す。
Mr.Childrenの桜井和寿氏が歌っていると大熱唱だけれど、本家があっさりと歌うバージョンも好きだ。
4.アルクアラウンド
サカナクションである。
「バッハの旋律を夜に聴いたせいです」の衝撃から知ったが、その後もキャッチ―なサウンドが商業的宣伝に親和性があってよく流れてくる。
ただ、アルバムで通して聴くと、これは踊るための楽曲たちなんだなと思う。どの曲も夜が似合う(私見)。
5.幸福な朝食 退屈な夕食
斉藤和義氏も別の元同僚に教えてもらった。一番好きな曲は別の曲だが、でもその時々で聴きたい曲は変わる。最近はこの曲が やたら沁みる。
作家の伊坂幸太郎がファンで、サラリーマンと作家の二足のわらじの時代に、この曲を聴いて作家だけで生きていこうと決意した、という逸話は有名(出典は未確認)。
6.愛
- アーティスト: 真心ブラザーズ,桜井秀俊,倉持陽一,BOB DYLAN
- 出版社/メーカー: キューンミュージック
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真心ブラザーズである。
ラップの部分が印象深いけれども、あらためて聴くとバックのバンドサウンドがソウルっぽい。かっこいい。真心は歌詞がなんというか、カジュアルなのがよい。
7.今宵の月のように
All Time Best Album THE FIGHTING MAN(通常盤)
- アーティスト: エレファントカシマシ
- 出版社/メーカー: Universal Music =music=
- 発売日: 2017/03/21
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エレファントカシマシは今年2018年が30周年ということで、メディア露出が大変多い。この歌は歌いたい歌。難しいけど。
くだらねえというつぶやきから、いつの日かまた輝くという希望をなぞることで元気が出る。さあ頑張ろうぜといわれるより頑張れる。
真夏の夜空、新しい季節のはじまりがそろそろだなと思う。
こうしてみると日本のロックばかりだった。
そして人に教えてもらったり、トリビュートやカバーやバックミュージシャンだったり、人と人との繋がりで興味をもって知った音楽が多いと気付く。
自分一人だと、好みが広がらないし、断片的に一曲だけでは好きじゃないと判断してしまう場合もあるから、人から勧められて、物としてアーティストが表現を編集してまとめた「アルバム」を借りた、という体験はとてもよかったと思う。
今ならさしずめ教えてもらった音源をダウンロードしたりするのかな。
それはそれでシンプルでよいけど、いいとこどりのベスト盤とちょっと好みじゃない曲も入ってるアルバムとが全然違ったように、何かが変わるんだろうなと感じた。
そんなロックの日。